ディーラーは、一時解雇と給与カットに怯える(マカオ)

ざっくり言うと

  • Gaming Employees Homeは、カジノ従業員1,694人の調査結果を発表
  • 回答者の約53%は、一時解雇を心配している
  • 回答者の75.5%は、給与カットを心配している

中華圏を越え、世界中で猛威を振るう新型コロナウィルスの感染者はついに7万6,000人を超え、死者は2,247人となっていますた。マカオは徹底した水際対策の甲斐もあって、感染者は2月21日時点で10名に留まっています。

結果、マカオのゲーミング監察協調局(DICJ)の発表によれば、2月20日に営業を再開したカジノは全41施設中の29施設、稼働テーブル数は総数の3割弱にあたる1800台となっています。

また、ウィン・リゾーツのマット・マドックスCEOによると、マカオのカジノを閉鎖したことで、1日あたり最大260万ドル(約3億円)の損失がでており、その大半が1万2,200人の賃金によるものだそうです。現時点では、まだ人員削減などは考えていないとのことですが、今後、新型コロナウイルスが沈静化せず客足が戻らなければ、人員削減が行われることは十分に考えられます。

そんな矢先、GGR ASIAが興味深い記事を報じていました。

 

Layoffs, pay cuts key worries of Macau casino staff: survey
(一時解雇、給与カットがマカオのカジノスタッフの心配ごと:アンケート)

Gaming Employees Home(マカオ労働組合連盟のサブグループ)は、カジノ従業員1,694人のオンラインアンケート結果を発表しました。回答者の約64%がテーブルゲームディーラーとして働いていおり、残りの回答者は他のゲームオペレーション関連にいると回答しています。

回答者の約53%は、スタッフのレイオフ(一時解雇)を心配しており、また、回答者の75.5%は、給与カットを心配しているとのことです。

マカオの経済財務長官のレイ・ワイ・ノン氏は、カジノ閉鎖の開始時、カジノ事業者に人員削減や給与カットをしないよう依頼していますが、多くの投資アナリストは、コストをコロナ危機前のレベルに維持することは難しいと指摘しています。

 

◆さいごに

国内でも多くのイベントが中止となり、出社すらままならない状況の中、さきほど、近所のサンリオピューロランドも2月22日(土)から3月12日(木)までの臨時休館を発表していました。まったく先行きは見えないのですが、何事も命あってのことなので、君子危うきに近寄らずが正解なんでしょうね。