カジノ入場料の6000円は1日分?

ざっくり言うと

  • 入場料(認定都道府県等入場料含む)の6,000円は、24時時間ごと。
  • 3日間、居続けることは可能だが、累計で18,000円の入場料が必要。
  • 入場料を払えば、その後の24時間は出入り自由。

IR実施法案が成立したことを受けて、ここ数日、下記の報道を多々目にします。

・入場料は6,000円
・入場回数制限を7日間で3回、28日間で10回まで
・24時間営業のカジノに連続して3日、最大72時間居続けることができる

本気でギャンブルに向き合うガチ勢の中には、数日間不眠不休でゲームをし続けることも珍しくありません。会社法違反(特別背任)で逮捕された大王製紙の元会長 井川意高氏も自身の著書「熔ける」の中で、48時間にわたってバカラにのめりこむ様子を生々しく描いています。

また、一般のギャンブルライト層も、「6,000円も入場料を払うのだから目いっぱい楽しみたい」と考える人は少なくないと思います。

では、カジノに72時間居続けたら入場料はいくらなんでしょうか?
そのあたりのこともIR実施法には、(抜かりなく)明記されています。

入場料の6,000円は、あくまでも24時間の料金で、24時間を超えると+6,000円、48時間を超えると更に+6,000が必要になります。つまり、カジノに72時間居続けたら、入場料は18,000円ということです。

うーん、ちょっと残念な気もしますが…
ちょっとだけ嬉しい情報としては、入場料を払えば、その後の24時間はカジノへの出入り自由になるとのことです。

3日で18,000円の入場料となると、時期によってはLCC(格安航空会社)を使えばマカオやシンガポールに行けますし、もちろんこれらの国のカジノでは入場料はかかりません。
移動の時間はネックになりますが。

2018年6月5日の朝日新聞の報道では、「法案は国際競争力の高い滞在型観光を目指すとしつつ、誘致自治体は、客の7~8割は日本人になると想定している。」とありましたが、獲らぬ狸の皮算用で、高い入場料ひとつとって見ても、国内からのお客さんを集めるのもそう簡単な話ではなさそうですね。


特定複合観光施設区域整備法(第百七十六条)


国は、入場者(本邦内に住居を有しない外国人を除く。以下この節において同じ。)に対し、当該入場者がカジノ行為区画に入場しようとする時に、三千円の入場料を賦課するものとする。
※別途、認定都道府県等入場料三千円が必要なため、合計で六千円。


前項の規定は、入場料を納付した者が当該入場料の納付後初めてカジノ行為区画に入場した時から二十四時間を経過する時(以下この条において「再賦課基準時」という。)までの間に反復してカジノ行為区画に入場しようとする場合には、適用しない。


国は、入場者が再賦課基準時になおカジノ行為区画に滞在しているときは、当該入場者に対し、第一項に定める額の入場料を再賦課するものとする。


第一項の規定は、入場料を再納付した者が再賦課基準時から二十四時間を経過する時(以下この条において「再々賦課基準時」という。)までの間に反復してカジノ行為区画に入場しようとする場合には、適用しない。


国は、入場者が再々賦課基準時になおカジノ行為区画に滞在しているときは、当該入場者に対し、第一項に定める額の入場料を再々賦課するものとする。


第一項の規定は、入場料を再々納付した者が再々賦課基準時から二十四時間を経過する時までの間に反復してカジノ行為区画に入場しようとする場合には、適用しない。

<参考資料>
国会提出法案 首相官邸HPより
平成30年4月27日 特定複合観光施設区域整備法案(IR実施法案)
(概要、要綱、法律案・理由、新旧対照表、参照条文)https://www.kantei.go.jp/jp/singi/ir_promotion/kokkaiteisyutsuhoan/index.html