
どんなに都合のいい解釈をしようと、オンラインカジノは違法
ざっくり言うと
- なぜか放置(黙認)が続いているオンラインカジノ
- オンラインカジノの違法性を訴える木曽所長のYoutube動画
- 国益と国民の保護を考えるなら、まずはこの問題を解決すべき
国際カジノ研究所の木曽崇所長がYoutube動画まで作成して、強く訴えられている本件。
【詳細解説】インターネットカジノは違法です。(8分10秒)
要は、木曽所長が2013年に受けた政府見解により、オンラインカジノが違法となる可能性が高いのは明らかという話です。
『一般論としては、賭博行為の一部が日本国内において行われた場合、刑法(明治四十年法律第四十五号)第百八十五条の賭博罪が成立することがあるものと考えられ、また、賭博場開張行為の一部が日本国内において行われた場合、同法第百八十六条第二項の賭博開張図利罪が成立することがあるものと考えられる。』(政府答弁より)
※これは裁判所ではなく政府としての見解であり、オンラインカジノが違法となる可能性を指摘しているに過ぎませんが、この答弁によって少なからず適法と言いきれないことは明らかです。
詳しくは、木曽所長による「ファイナルアンサー:オンライン賭博は違法である」を参照ください。
◆まずは、こういうところ
木曽所長の本動画の次に自動再生された動画が「オンラインカジノ生活-68日目-【●●カジノ】」で、不謹慎ながら笑ってしましました。
違法なオンラインカジノを薦めるアフィリエイターに問題があるのはもちろんのことですが、それを安易に掲載するメディア、そして何よりオンラインカジノ参加者を取り締まらない警察。言葉を選ばずにいえば、オンラインカジノは野放し状態です。
それゆえに木曽所長が、どれだけ声高にオンラインカジノは違法と叫んでも、のれんに腕押し、言っている方が面倒くさがられるような由々しき状況になっています。
一方で、周りのオンラインギャンブル対策の先進国を見れば、例えば、台湾は現行法で対応できないならすぐに法改正を試み、スイスは海外オンラインカジノをIPで遮断するといった抜本的な対応が取られています。他の国にできて、これからまさにカジノを解禁しようとする日本が無策なのは、おかしな話です。
過去記事:違法オンラインカジノ対策は先進国に学べ(台湾・スイス)
◆さいごに
世間(正確には野党)の注目はカジノ疑獄一色ですが、国益と国民の保護を考えるなら、まずはこの問題を解決すべきなのでは。
CAZYのところにも、たくさんのアフィリエイト業者からオンラインカジノの広告掲載依頼がくるのですが、CAZYのスタンスは木曽所長の主張どおりで、それらの依頼を受けることはありません。
木曽所長の動画はこれから続いていくらしいので、楽しみにしています。