オンラインカジノで遊ぶ日本人客が急増中?

ざっくり言うと

  • 朝日新聞がオンラインカジノへのアクセスが約119倍に激増と報じる
  • 本記事だけでは、技術的な裏づけがはっきりしないため鵜呑みにするのは危険
  • 一方で、オンラインカジノ参加者が増えているのは確か

2021年2月6日、朝日新聞が報じた記事によると、日本からオンラインカジノで遊ぶ客が急増しているとのこと。

「朝日新聞は、イスラエルに本社を置くデジタル分析支援会社「シミラーウェブ」の日本法人(東京)に依頼し、海外を拠点とするネットギャンブルサイトへの日本国内からのアクセス件数を調べた。オンラインカジノで最多は「ベラジョンカジノ」で、2018年12月に約64万8千だった月間のアクセス数が、20年1月には約7751万に激増。1年ほどで約119倍になった計算だ。同8月には約1988万まで落ちたが、11月には約4938万と、再び増加傾向に転じた。」(朝日新聞より)

 

◆さいごに

報じられたアクセス数と調査結果は、本記事だけでは技術的な裏づけと調査の詳細がはっきりしないため、鵜呑みにするのは危険です。

朝日新聞が報じた記事に掲載されているグラフでは、アクセス数は2020年1月をピークに急増、その後、8月には約3分の1まで急減し、まるで富士山のような形を描いているのですが、その原因がよくわかりません。

また、オンラインギャンブルの経験者が288万人という指摘についても、確かにここにきて急増しているのでしょうが、さすがに直近1年で競輪とボートレースをした人より多いということはないと思います。


(出典:パチンコ・パチスロ遊技障害研究成果 中間報告書
※調査実施:2018年3月
※有効回答数:5,060サンプル
※現役プレイヤーの参加比率は、最近12か月にパチンコ・パチスロ遊技をしたことのある人582人が母集団

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一方で、本記事のとおり、海外で適法に運営しているカジノが日本の警察に捜査協力するとは考えづらく、オンラインカジノで遊んでも捕まる可能性は極めて低いという指摘には納得です。

海外のギャンブル先進国に目を向ければ、海外のオンラインカジノへのアクセスを遮断する等の対策を講じている国もありますが、日本は見て見ぬ振りを決め込んでいるのが実情。これだけ公然と広告が掲載され、摘発も行われないのであれば、そりゃ客も増えるという話です。

CAZYの見解として、これから大きな動きがあるとすれば、カジノ誘致を進める横浜市が2月6日のオンライン説明会で、市担当者が年間860億~1,000億円程度の税収増加を見込と説明していましたが、日本カジノ誕生後、期待した売上があがらないカジノ事業者や自治体からの圧力によって、やっとメスが入るかどうか。

最近、コロナが落ち着いたら海外に移住することを真剣に考えているのですが、政府がいっそのことオンラインカジノを合法にしていただけるのであれば、わざわざ移住する必要もなくなるんですけどね。

コロナ禍によって、ギャンブル情勢が一変したこともあり、そろそろ大規模な自主調査をやってみようと思います。いちおう本職なので。