2020年、大荒れの中での船出

ざっくり言うと

  • 2019年1月7日、ついにカジノ管理委員会が発足
  • 国内のカジノ疑獄が日々その勢いを増す中、千葉市がIR誘致を断念
  • 世界のカジノトレンドは、マス以上VIP未満のプレミアムマスへ

2019年を締めくくる国内公営ギャンブルは、競艇こそ本命で決着しましたが、競馬はアーモンドアイのまさかの失速で馬単16番人気の6,130円、3連単151番人気の57,860円、競輪グランプルも2車単19,190円、3車単143,920円と、CAZY好みの大荒れの結果となりました。

CAZYは、公営ギャンブルでは真っ先に本命をはずし、また、ワイドの投票券を買うこともありません。その理由は、低オッズの投票券をそこそこ的中させても、長い目で見ればほぼ勝てないことが統計学上、明らかだからです。20年来のCAZYの友人に週末は確実に競馬場で昼食を食べる大の競馬オタクがいます。彼は知識だけは十二分にあるものの固い馬券ばかりを買い続けるため、これまでの長い友人関係の中で彼が年間で勝ち越したのは1回あるかないかです。その代わり、彼が大きく負け越すことも少なく、競馬を趣味とする人にとっては、それはそれでいいのかもしれませんが。

なぜ、毎年、彼が負け越すことになるのかは、いつか詳しく説明しようと思います。
さて、本題です。


◆2020年の厳しい船出

2019年1月7日、ついにカジノ管理委員会が発足し、カジノ疑獄の嵐の中、厳しい船出となりました。

カジノ推進派は、カジノ疑獄とIRは別ものと火消しにやっきのようですが、秋本議員の逮捕に続いて、維新の会の下地議員も収賄を認め、日本カジノにおけるキーマン中のキーマン岩屋元防衛大臣にまで捜査の手が伸びるありさまで、カジノ疑獄は日々その勢いを増しています。

そのあおりかどうかは定かではありませんが、IR誘致を検討してきた千葉市も苫小牧市に続いて誘致断念を宣言し、日本カジノ誕生の道のりは遠のいていると考えざるを得ません。


一方で、世界に目を向ければ、マカオの2019年カジノ売上は、前年から3.4%減の2924.55億パタカ(約3兆9,498億円)で、5年ぶりに3,000億パタカの大台も下回りました。

カジノ売上の内訳をみるとVIPルーム部門が18.5%減に対してマスゲーミング部門は16.7%増と、売上に占めるマスの割合は53.7%となり、拡大を続けています。従来のVIPに依存し過ぎるビジネスモデルが崩壊し、世界のカジノトレンドは、マス以上VIP未満のプレミアムマスに向かいつつあります。

2,000兆円ほどあると言われる日本人の金融資産と、長年にわたりパチンコによって培われてきた日本人のギャンブル体質は、すでに飽和状態にあるカジノ産業にとって、喉から手がでるほど欲しいものだと思います。

いつもカジノには泣かさればかりですが、今回は傍観者として、ことの顛末を楽しみたいと思います。