【続報】競艇史上、最悪レベルの八百長(9月2日更新)

ざっくり言うと

  • ボートレーサーの西川容疑者と親族の増川容疑者を再逮捕
  • 増川容疑者の配当金受取口座には、2016年から数億円の入金
  • 八百長疑惑も18レースに拡大し、見返り額も3,400万円に

2019年7月2日、びわこボートレース場で開催された2レースで、事前に打ち合わせて、ボートレーサーの西川容疑者がわざと4着と2着になることで、親族の増川容疑者にそれぞれ50.1倍と57.3倍の3連単を的中させ、その見返りとして300万円が支払われ、結果、両容疑者が逮捕されたのは既報のとおり。

過去記事:競艇史上、最悪レベルの八百長疑惑(1月11日)

 

◆ボートレーサーの西川容疑者と親族の増川容疑者を再逮捕

1月28日、名古屋地検特捜部は、2019年に行われた18のボートレースで順位を操作、見返りに現金計約3,400万円を受け取ったとして、モーターボート競走法違反の疑いでボートレーサーの西川容疑者を、現金を渡したとして同法違反容疑で親族の増川容疑者を再逮捕したことが報じられています。

増川容疑者の配当金受取口座には、2016年ごろから合計数億円の入金があり、20回以上にわたり、西川容疑者に報酬を渡していたとのことです。

 

◆明らかになった不正の手口

「西川容疑者はレース直前、持ち込みが禁止されているスマートフォンで、「今日は飛ぶ」などの隠語を使って増川容疑者に着順を伝えていたことが関係者の話で分かった。増川容疑者は、これらの情報をもとに3連勝単式舟券を的中させたが、2019年以降のスマホの記録を消去しておらず、不正発覚のきっかけになったという。」朝日新聞より)

 

◆西川被告への求刑は、懲役4年と追徴金3,725万円(9月2日追記)

元ボートレーサーの西川昌希被告(30)は去年行われた20レースで、親戚の増川遵被告(53)の舟券にあわせ、わざと順位を操作して、見返りとして現金およそ3,700万円を受けとった罪に問われています。

これまでの裁判で2人は、起訴内容を認めていました。

9月2日の裁判で検察側は西川被告について、「自ら犯行を持ちかけ不正に得た利益は、税務申告せずにギャンブルに使い果たした」などと指摘し、懲役4年と追徴金3,725万円を求刑しました。また、増川被告に対しても懲役3年と罰金1,100万円を求刑しました。

一方、弁護側はそれぞれ執行猶予付きの判決を求めています。判決は10月21日です。

 

◆いちおう謝罪はしたものの

西川容疑者と増川容疑者の逮捕を受けて、1月15日、日本モーターボート競争会は謝罪会見を行いました。同会の潮田政明会長は、「不祥事にあたり、お客さまの信頼を損ね、誠に申し訳ない。深くおわび申し上げる。今は捜査中なのでもう一度、全容が明らかになってから会見します」と、最低限の謝罪がなされました。

競艇ファンの信頼を大きく裏切り、また、該当レースで舟券を買ったファンには実被害がでていることを考えると、この謝罪は到底納得できるものではありません。

 

◆さいごに

巷では、政界を舞台にしたカジノ疑獄が注目の的になっていますが、ギャンブルの不祥事としては、億単位の話になっているこちらの八百長の方が、はるかに深刻だと感じています。