オンラインカジノ詐欺が増加中(東京都)

ざっくり言うと

  • 東京都でのオンラインカジノ詐欺の相談件数は、176名で昨年対比9%増
  • 相談者の9割が29歳以下
  • 胴元がどのような相手なのかを事前に把握しておくのは不可欠

2020年3月2日、東京都消費生活総合センターは、「オンラインカジノで儲かるという話に注意!」という注意情報と相談件数を発表しました。

相談事例では、オンラインカジノのオーナー会員になって、アフィリエイトで広めると、オーナーとしての紹介料がが入るという典型的な詐欺が紹介されています。

オンラインカジノで儲かるという話に注意!(東京都消費生活総合センター)


オンラインカジノに関する都内相談件数(2019年12月末現在)


<相談事例概要>

SNSで知り合った男性から誘われ、「オンラインカジノのオーナー会員になり、カジノゲームをアフィリエイトで広めるとオーナーとしての紹介料ももらえる。カジノ法に基づいてやっているから安全だ。自分たちがサポートするから絶対儲かる。一緒にやろう。」と説得され、20数万円を払って入会。後日、話が怪しいのでサイトから退会しようとしたところ、返金不可と表示された。契約書面はもらっておらず、海外事業者のようで連絡先もわからない。(20代女性)


<ココに注意!…東京都消費生活総合センターからのアドバイス抜粋>

刑法は、法令で認められる場合を除き、賭博を禁じています。オンラインカジノは刑法の賭博罪に該当するおそれがあります。また、いわゆる「カジノ法」(特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律)は、オンラインカジノを合法化したものではありません。内容等がわからない契約をするのはやめましょう。

 

◆具体的な儲けの仕組み

こんなブログを書いていると、CAZYのところにも怪しげな話が多々舞い込みます。こちらは、その中のひとつで、アフィリエイトとマルチを融合したような儲け話です。詳しい話も聴いていないので、これが詐欺なのかどうかは不明です。

●プレミアムプラン
入会金:130,000円
月会費:15,000円
直接紹介料:50%(自分が紹介した会員の入会金をキックバック)
ランクボーナス:10段(1,000円)
獲得会員ボーナス:30%(自身のルートで獲得したアクティブ会員数に応じた報酬)
アフィリエイト報酬:30%(自分が紹介した会員によるカジノの利益に対して)
サイト入金ボーナス:50%(初回のみ、自身の入金に対して)
利益分配ボーナス:全員に分配(日本国内利益の30%を還元)
メルマガ受信(オンラインカジノ攻略情報)

●ノーマルプラン
入会金:30,000円
月会費:5,000円
直接紹介料:50%
ランクボーナス:2段(2,000円)
獲得会員ボーナス:10%
アフィリエイト報酬:10%
サイト入金ボーナス:10%
利益分配ボーナス:全員に分配
メルマガ受信

 

◆弱小のオンラインカジノには回収リスクが伴う

最近、オンラインスポーツブックのMoPlayが顧客への支払いをしないまま倒産したことを複数のメディアが報じていました。MoPlayは、ジブラルタルに本拠を置くオンラインスポーツブックの会社です。ジブラルタルの規制当局は、顧客への支払いができなかったことを理由に親会社Addison Globalの営業許可を停止しました。

一般的に、大手のオンラインギャンブル会社は、顧客のお金と企業の運営資金を別の口座で管理し、双方が混ざらないよう適切な運営を行っています。しかしながら、今回倒産したMoPlayのような小さなオペレーターの多くは、そのような運営を行っておらず、顧客のお金は保全されていません。

つまり、客は100万円勝とうが1億円勝とうが、胴元が潰れてしまっては、勝ち金を手にすることはできません。日本国内からのオンラインギャンブルは違法ですが、何らかの理由でやることになった場合、胴元がどのような相手なのかを事前に把握しておく必要があります。

 

◆さいごに

東京都消費生活総合センターへの相談件数176名が氷山の一角だと考えると、実際には、この数十倍の被害者がいることは容易に想像できます。こんなにあからさまな手口にもかかわらずです。消費者保護の観点からも、国からのお墨付きを持った適切なオンラインカジノの解禁に期待したいです。