公営ギャンブルの無観客レース、いつまで?(7月6日更新)

ざっくり言うと

  • 中央競馬は、7月19日まで無観客レースを継続
  • ボートは、観客を入れたレースを相次いで再開
  • 競輪・オートレースは、無観客レースを継続しますが、6月1日より多くの本場と場外売場での販売を再開

2020年2月26日、安倍首相が多数の方が集まるような全国的なスポーツ、文化イベント等については、大規模な感染リスクがあることを勘案し、今後2週間は、中止、延期又は規模縮小等の対応を要請するとの方針を発表して以降、多くのスポーツやエンタメイベントは中止や延期となり、公営ギャンブルは無観客レースが続いています。

2020年5月25日、政府は、全国の緊急事態宣言を解除することを発表しました。4月7日に7都府県を対象に初発令してから49日間で、緊急事態宣言は解除されることになります。

 

◆ついにレース場解禁のきざし

●競馬
日本中央競馬会(JRA)は、2月29日から無観客レースを実施していますが、6月28日までとしていた無観客レース期間を7月19日まで延長し、7月25日以降の取扱いは、改めてお知らせすると発表しています。これにより、6月28日に阪神競馬場で行われる宝塚記念も無観客レースとなります。

6月22日、JRAは、無観客レースを始めてから初めての記者会見を開き、9月に中山と中京で始まる秋競馬までに競馬場や場外馬券場への入場再開を目指し対策を検討していることを明らかにしました。

7月6日、JRAは、一部ウインズ及びJ-PLACEを11日から制限付きで再開し、馬券の発売、払い戻しをすることを発表しました。発売するのは各競馬場のメインレースと前日発売対象レースで、午後2時までの発売となっています。再開する施設については、JRA営業再開情報で確認できます。(7月6日更新)

 

●競艇
全国モーターボート競走施行者協議会は、緊急事態宣言の39県での解除を受け、解除された地域の各競走場及び場外発売場において、今後、都道府県と調整のうえ、万全の新型コロナウイルス感染症対策を講じた競走場等から随時再開すると発表しています。

5月22日、ボートレース大村は、全国24場で初となる客を入れてのレースを再開しました。その後、芦屋、福岡、丸亀、徳山、宮島、児島、下関、浜名湖、常滑、鳴門など、多くの競艇場が客を入れての再開を発表しています。詳しくは、緊急事態宣言の解除についてで確認ください。(7月1日更新)
ただし、G2以上は多数の来客が予想されるため無観客レースとなります。

 

●競輪
4月5月は、無観客での開催を予定していた複数のレースが中止となりましたが、6月以降は、ほとんどのレースが予定通り無観客で開催されるようです。また、競輪を統括するJKAは、7~9月の開催についてG1、G2を除いた全てのレース(G3、F1、F2)を7車9レース制で行うと発表しており、通常開催への一歩を踏み出しています。
6月初旬より、多くの本場、場外車券売場、専用場外車券売場での車券の販売が再開されるとのことです。詳しくは、競輪場及び専用場外車券売場の車券発売・払戻の再開についてでご確認ください。(7月6日更新)

 

●オートレース
オートレースを統括するJKAは、当面の間、無観客レースは継続となりますが、6月1日より、多くの本場と場外車券売場の再開を発表しています。詳しくは、本場・場外車券売場の営業状況および的中車券の払戻についてで確認ください。(6月26日更新)

 

◆無観客でも好調な競馬(6月26日更新)

無観客レースとなった公営ギャンブルの売上は、ギャンブルの種類によって大きくその結果が分かれ、競馬・ボードは好調、競輪は超苦戦となっています。

<競馬>
3月29日、G1として初の無観客レースとなった高松宮記念の売上は、127億134万円で前年比100.4%。
4月12日、無観客レースとなった桜花賞の売上は、140億4,762万円で前年比83.4%。
4月19日、無観客レースとなった皐月賞の売上は、153億7,181万円で前年比84.2%。
5月3日、無観客レースとなった天皇賞の売上は、168億7,097万円で前年比88.0%。
5月5日、無観客レースとなった船橋ケイバの売上は、1日の売上として過去最高となる34億4,758万円。加えて、単一レースの売上も過去最高となる18億9,672万円(第32回かしわ記念)を記録。
5月10日、無観客レースとなったNHKマイルCの売上は、140億192万円で前年比88.4%。
5月17日、無観客レースとなったヴィクトリアマイルの売上は、159億284万円で前年比100.5%。
5月24日、無観客レースとなったオークスの売上は、161億1,216万円で前年比92.2%。
5月31日、無観客レースとなった日本ダービーの売上は、233億5,390万円で前年比92.3%。
6月7日、無観客レースとなった安田記念の売上は、190億2,942万円で前年比93.0%。
6月28日、無観客レースとなった宝塚記念の売上は、203億9,866万円で前年比104.8%。

中央競馬の上半期の売上は、無観客レースにもかかわらず、1兆4,753億円(前年比101.5%)で昨年の売上を上回っています。ただし、平地G1に限定した売上では、12戦のうち9戦で前年比減となり、合計は1,935億8,469万円で前年比91.5%。

<ボート>
無観客レースとなった第47回ボートレースオールスター(ボートレース住之江)の売上は、6日間で、152億4,537万円を記録し目標の90億円を大きく上回りました。オールスターで節間150億円以上の売り上げを達成するのは、2008年の平和島大会(152億9,644万円)以来、12年ぶりとのことです。

無観客レースとなった開設68周年記念「海の王者決定戦」(ボートレース大村)の売上は、6日間で、90億3,434万円を記録し目標の70億円を大きく上回りました。全国発売で開催されるプレミアムG1以外のG1で、節間売上が90億円を超えたのは、2005年の蒲郡・周年記念以来の快挙とのことです。

無観客レースとなった「第30回グランドチャンピオン」(ボートレース宮島)の売上は、146億5,161万円を記録し目標の100億円を大きく上回りました。同大会の節間売り上げが130億円を超えるのは、2009年以来とのことです。

 

世界のギャンブルサイトの閲覧数は、世界中のスポーツイベントが相次いで中止されたことで、スポーツベッティングを中心にトップ10のうち8つが3月と比較して減少しています。一方で、無観客レースでも売上の落ちないJRAのサイトの閲覧数は、世界4位でその存在感を増しています。


(出典:YOGONET

 

◆さいごに(5月29日更新)

宝くじを運営する全国自治宝くじ事務協議会は、全47都道府県において対面売り場での宝くじ販売等を自粛していましたが、緊急事態宣言の解除を受けて、東京を除く46の都道府県で自粛制限が解除されました。東京は、各販売事業者の協力のもと、対面売り場での宝くじ販売自粛を継続すると発表されていますが、多くの宝くじ売り場が再開されているようです。

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