公営ギャンブルの無観客レース、いつまで?(9月23日更新)

ざっくり言うと

  • 中央競馬は、10月4日まで無観客レースを継続
  • 競艇は、観客を入れたレースを相次いで再開
  • 競輪・オートレースは、無観客レースを継続していますが、6月1日より多くの本場と場外売場での販売を再開

◆公営ギャンブルに再開のきざし

●競馬
日本中央競馬会(JRA)は、6月の記者会見で9月に中山と中京で始まる秋競馬までに競馬場や場外馬券場への入場再開を目指し対策を検討しているとしていましたが、8月27日、9月12日から10月4日までの期間も無観客レースを継続すると発表しました。結果、10月4日に中山競馬場で行われるスプリンターズSも無観客レースとなります。また、10月10日以降の競馬開催については、決まり次第改めてお知らせするとしています。(8月27日更新)

JRAは、全国のパークウインズやウインズでの営業を約半年ぶりに制限付きで再開しました。9月12日のパークウインズ、ウインズ(30ヵ所)の売上は2億5,915万円(前年比7.7%)、入場人員は5万2,400人(同20.2%)とのこと。(9月13日更新)

JRAは、9月26日以降の関東・関西・東海地区のパークウインズ、ウインズ、J―PLACEにおける発売レースを「各競馬場のメインレースおよび前日発売対象レース」から「各競馬場の9~12レースおよび前日発売対象レース」に変更し、いずれの営業日も午後2時までの発売、払い戻しとなり、各施設内でのレース映像、オッズ情報等の提供、発売したレースの当日の払い戻しは行われないと発表しています。(9月23日更新) 

 

●競艇
全国モーターボート競走施行者協議会は、緊急事態宣言の39県での解除を受け、解除された地域の各競走場及び場外発売場において、今後、都道府県と調整のうえ、万全の新型コロナウイルス感染症対策を講じた競走場等から随時再開すると発表しています。

5月22日、ボートレース大村は、全国24場で初となる客を入れてのレースを再開しました。その後、芦屋、福岡、丸亀、徳山、宮島、児島、下関、浜名湖、常滑、鳴門など、多くの競艇場が客を入れての再開を発表しています。

混雑が予想されるSGは、7月の鳴門オーシャンカップまでは全て無観客レースでしたが、8月の下関メモリアルは事前抽選で当選した地元県民の入場を再開しています。10月20~25日に開催されるSG「第67回ボートレースダービー」(大村)も事前抽選の当選者に入場を限定した有観客開催となります。応募できるのは長崎県と佐賀県在住者のみで、上限は各日とも2,000人。(9月2日更新)

 

●競輪
4月5月は、無観客での開催を予定していた複数のレースが中止となりましたが、6月以降は、ほとんどのレースが予定通り無観客で開催されるようです。また、競輪を統括するJKAは、7~9月の開催についてG1、G2を除いた全てのレース(G3、F1、F2)を7車9レース制で行うと発表しており、通常開催への一歩を踏み出しています。

9月4日、JKAは令和2年度下期(10月~21年3月)の開催についての方針を更新しました。

<GIII開催>
・S級、A級およびL級ともに1レース7車立とし、12レースの4日制または3日制開催。
<FIおよびFII開催>
・S級は1レース9車立とし、12レースの4日制または3日制開催。同時開催のL級は1レース7車立。

詳細は、10月から3月までの開催についてでご確認いただけます。(9月4日更新)

※2020年度下期開催日程はこちら

 

●オートレース
オートレースを統括するJKAは、当面の間、無観客レースは継続となりますが、6月1日より、多くの本場と場外車券売場の再開を発表しています。詳しくは、新型コロナウイルス感染拡大防止に関わるオートレースの取り組み(まとめ)にて確認いただけます。(8月31日更新)

 

◆無観客の売上は?

無観客レースとなった公営ギャンブルの売上は、ギャンブルの種類によって大きくその結果が分かれ、競馬・ボードは好調、競輪は苦戦となっています。

<競馬>
3月29日、G1として初の無観客レースとなった高松宮記念の売上は、127億134万円で前年比100.4%。
4月12日、無観客レースとなった桜花賞の売上は、140億4,762万円で前年比83.4%。
4月19日、無観客レースとなった皐月賞の売上は、153億7,181万円で前年比84.2%。
5月3日、無観客レースとなった天皇賞の売上は、168億7,097万円で前年比88.0%。
5月5日、無観客レースとなった船橋ケイバの売上は、1日の売上として過去最高となる34億4,758万円。加えて、単一レースの売上も過去最高となる18億9,672万円(第32回かしわ記念)を記録。
5月10日、無観客レースとなったNHKマイルCの売上は、140億192万円で前年比88.4%。
5月17日、無観客レースとなったヴィクトリアマイルの売上は、159億284万円で前年比100.5%。
5月24日、無観客レースとなったオークスの売上は、161億1,216万円で前年比92.2%。
5月31日、無観客レースとなった日本ダービーの売上は、233億5,390万円で前年比92.3%。
6月7日、無観客レースとなった安田記念の売上は、190億2,942万円で前年比93.0%。
6月28日、無観客レースとなった宝塚記念の売上は、203億9,866万円で前年比104.8%。

中央競馬の上半期の売上は、無観客レースにもかかわらず、1兆4,753億円(前年比101.5%)で昨年の売上を上回っています。ただし、平地G1に限定した売上では、12戦のうち9戦で前年比減となり、合計は1,935億8,469万円で前年比91.5%。

地方競馬の上半期の売上は、無観客レースにもかかわらず、3,931億円(前年同期比123.8%)で昨年の売上を大きく上回っています。無観客レースを続ける岐阜県の笠松競馬場の4~8月の売上も137億900万円(前年同期比137%)と好調。

 

<ボート>
無観客レースとなった第47回ボートレースオールスター(ボートレース住之江)の売上は、6日間で、152億4,537万円を記録し目標の90億円を大きく上回りました。オールスターで節間150億円以上の売上を達成するのは、2008年の平和島大会(152億9,644万円)以来、12年ぶりとのことです。

無観客レースとなった開設68周年記念「海の王者決定戦」(ボートレース大村)の売上は、6日間で、90億3,434万円を記録し目標の70億円を大きく上回りました。全国発売で開催されるプレミアムG1以外のG1で、節間売上が90億円を超えたのは、2005年の蒲郡・周年記念以来の快挙とのことです。

無観客レースとなった「第30回グランドチャンピオン」(ボートレース宮島)の売上は、146億5,161万円を記録し目標の100億円を大きく上回りました。同大会の節間売上が130億円を超えるのは、2009年以来とのことです。

ボートレース鳴門のSG「第25回オーシャンカップ」の節間売上は152億2,969万円で、目標の100億円を大きく上回りました。2017年6月に当地で開催されたSG「第27回グランドチャンピオン」の節間売上92億1,592万円を抜き、鳴門の節間売上新記録となっています。グランプリをのぞくデイ開催のSGで節間売上が150億円を突破したのは08年の平和島・オールスター以来。

ボートレース下関のSGボートレースメモリアルの節間売上は、6日間で179億5,822万円で、目標の150億円を大きく上回りました。メモリアルで節間売り上げが170億円を突破するのは2006年8月の桐生大会(171億9,850万円)以来。

ボートレース住之江の高松宮記念特別競走の売上は、6日間で107億7,827万円で、ナイターG1として初めて100億円の大台を突破。

ここにきてボートの好調が際立っています。