闇カジノ経営、懲役1年、執行猶予3年の有罪判決

ざっくり言うと

  • いわゆるオンカジを経営して逮捕された被告
  • 判決は、常習賭博罪に留まり、懲役1年、執行猶予3年の有罪判決

OBS大分放送が報じた記事によると、別府市内の店舗でインターネットを利用したカジノ賭博を行い常習賭博の罪に問われた荒金周作被告に対して、懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡したとのことです。

「別府市内の店舗でインターネットを利用したカジノ賭博を行い常習賭博の罪に問われた男に懲役1年・執行猶予3年の有罪判決が言い渡されました。有罪判決を受けたのは、別府市石垣西の無職・荒金周作被告です。判決によりますと荒金被告は別の男らと共謀し、去年12月上旬ごろから今年1月にかけ、別府市北浜の店舗でインターネットのカジノサイトを利用し、「バカラ」と呼ばれるゲームで客と常習的に賭博をしていました。大分地裁で開かれた26日の判決公判で有賀貞博裁判官は「人の射幸心をあおり社会の健全な経済観念を害する犯行」と指摘。その上で「弁護人が主張するような単なる仲間内での賭け事の範囲内のものなどとは到底言えない」として懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。」(OBS大分放送より)

経営者の他に客2人が常習賭博などの疑いで逮捕された本件、インターネットでバカラなどのカジノゲームを客に提供し、経営者はゲームに必要なポイントを現金で購入させたり、換金したりしていたとみられています。また、捜査関係者によると、店舗は会員制で、発覚を免れるため、数年前から別府市や大分市内で場所を転々と替え営業していたとのことです。

 

◆別の富山の事件では、店長に懲役1年6ヵ月求刑

3月27日、富山市内のインターネットカジノ店で常習賭博の罪に問われている店長の福田直人被告の裁判では、検察側は懲役1年6ヵ月を求刑。判決は、4月24日に言い渡される予定です。

 

◆さいごに

どんな判決が言い渡されるか気になっていた本件。闇カジノを経営して客に賭博をさせた場合、賭博開帳図利罪になる可能性もあったと思いますが、判決は刑の軽い常習賭博罪に留まっているところがポイント。執行猶予付きの甘い判決で、闇カジノを経営して捕まっても実刑はないと受けとられてしまうと、たいしたけん制にはならないですね。

●賭博場開帳等図利罪(刑法186条2項)
賭博場を開張し、又は博徒を結合して利益を図った者は、三月以上五年以下の懲役に処する。

●常習賭博罪(刑法186条1項)
常習として賭博をした者は三年以下の懲役に処する。