コロナ禍に打ち勝ったJRA、 2020年度売上は前年比103.5%

ざっくり言うと

  • JRAの2020年度の総売上は、2兆9,834億5,587万円で前年比103.5%
  • コロナ禍で、無観客レース、入場制限レースが相次ぐ中での躍進
  • 入場制限となった有馬記念の売上は、464億2,589万円で前年比99%

2020年12月29日、JRA(日本中央競馬会)は、2020年度の中央競馬の総売上が2兆9,834億5,587万2,000円で前年比103.5%、海外競馬の売上108億6,984万1,000円をのぞくと、2兆7,950億830万4,000円で前年比101.7%になったと発表しました。結果、JRAの売上(売得金)は、9年連続の増加となります。

また、コロナ禍で無観客レース、入場制限レースが相次いだことで、総入場者数は99万970人(前年比84.1%減)、現金投票も約2,116億円(前年比74.7%減)と大幅に減少する一方で、ネット投票は前年比135.6%と大幅に増加しています。

例年、年末の締めくくりとなっていたホープフルSが、今年は有馬記念の前日開催となり、80億3,760万円(前年比43.7%減)と売上を大きく落としたことで、残念ながら売上3兆円の大台には届きませんでした。

 

◆2020年度 ・JRA・平地G1売上一覧

フェブラリーステークス:137億8134万6400円(▲8.7%
高松宮記念:127億0134万8200円(+0.4%)
大阪杯:120億1269万7800円(▲21.2%
桜花賞:140億4762万3500円(▲17.6%
皐月賞:153億7181万4700円 (▲15.8%
天皇賞(春):168億7096万6000円(▲12.0%
NHKマイルカップ:140億0191万7000円(▲11.6%
ヴィクトリアマイル:159億0284万1300円 (+0.5%)
優駿牝馬(オークス):161億1215万6000円(▲7.8%
東京優駿(日本ダービー):233億5390万2100円(▲7.7%
安田記念:190億2941万8000円 (▲7.0%
宝塚記念:203億9865万9400円 (+4.8%)
スプリンターズステークス:142億7372万3800円(+9.6%)
秋華賞:164億6285万3500円(+40.1%)
菊花賞:212億4002万8700円 (+30.4%)
天皇賞(秋):215億0897万3200円(▲0.3%
エリザベス女王杯:159億0759万8800円(+6.1%)
マイルチャンピオンシップ:176億4100万0900円(+14.9%)
ジャパンカップ:272億7433万4600円(+47.5%)
チャンピオンズカップ:151億7802万3800円(▲2.1%
阪神ジュベナイルフィリーズ:136億4203万9000円(+9.2%)
朝日杯フューチュリティS:150億0977万4800円(+6.9%)
ホープフルステークス:80億3759万8800円(▲43.7%
有馬記念:464億2589万4400円(▲1.0%

※平地G1・24レースの総売上は、4,261億8,653万4,700円(前年比100.0%)で約1億3,800万円の微減。入場者数は前年比94.1%減。

 

◆さいごに

自身の話として、今年ほど公営ギャンブルにはまった1年はありません。
今年は、コロナ禍で、海外カジノには行けず、パチンコも自治体による休業要請と爆裂スロット機の撤去でほとんど行くことがなくなりました。そこで、賭けずにはいられないギャンブラーの受け皿になったのが公営ギャンブルです。

2020年度の各競技の売上実績は、まだJRAしか発表されていませんが、その好調さが明らかになりました。上半期の実績と近況を見ると、ボートレースや地方競馬もJRA以上に大きく売上を伸ばし、多くのレースが中止となった競輪も昨年と同等になることが予想されています。

一方で、新型コロナウイルスは更に凶悪なものに変異し、感染者数はとどまる所を知りません。
来年もカジノはおあずけ、公営ギャンブル一色の1年になりそうです。

新型コロナウイルスが蔓延し、公営ギャンブルの開催が中止にならないことを心から祈っています。

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