パチンコメーカーの厳しい決算が相次ぐ

ざっくり言うと

  • パチンコホールには、コロナ前の8割水準まで顧客が戻る
  • ユニバーサルエンターテインメントは赤字幅拡大
  • セガサミーホールディングは赤字転落
  • コロナで閉鎖を余儀なくされたカジノ事業が大きく足を引っ張る

◆ユニバーサルエンターテインメントの2020年12月期の決算

売上高:908億7,100万円(▲27.3%)
営業利益:25億5,500万円(556.1%)
経常損失:92億4,900円(前期は約79億円の損失)
純損失:192億1,800万円(前期は約52億円の損失)

◆セガサミーホールディングスの2021年3月期の第3四半期決算

売上高:2,101.8億円(▲25.2%)
営業利益:135.3億円(▲51.8%)
経常利益:125.7億円(▲51.4%)
純損失:62.4億円(前年同期は約230億円の利益)


◆平和の2021年3月期の第3四半期決算

売上高:761億円(▲33.4%)
営業利益:18.5億円(▲91.9%)
経常利益:23.8億円(▲89.4%)
純損失:25.3億円(前年同期は約15億円の利益)


◆SANKYOの2021年3月期の第3四半期決算

売上高:410億円(▲33.6%)
営業利益:42億5,300万円(▲59.7%)
経常利益:50億6,100万円(▲55.5%)
純利益:41億400万円(▲68.3%)


◆フィールズの2021年3月期の第3四半期決算

売上高:292億円(▲21.5%)
営業損失:18.7億円(前年同期は約41億円の損失)
経常損失:16.9億円(前年同期は約40億円の損失)
純損失:26.8億円(前年同期は約43億円の損失)

 

◆パチンコホールの売上

2021年2月8日、経済産業省は、毎月実施している特定サービス産業動態統計調査において、パチンコホール売上の12月度速報値を公表しました。

本調査でのパチンコホール売上の前年比は、2月▲3%、3月▲20%でしたが、緊急事態宣言下で4月▲62%、5月▲78%まで大きく落ち込み、解除後、6月▲31%、7月▲21%、8月▲22%、9月▲22%、10月▲17%、11月▲19%、12月▲20%まで回復しています。

最初の緊急事態宣言は、令和2年4月7日(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県及び福岡県以外の道府県については、同月16日)から5月31日まで。


<データ出典>特定サービス産業動態統計調査(経済産業省)

※本データは、売上上位企業に限定した調査のため、業界全体の売上とは異なります。

 

◆さいごに

新型コロナウイルスの感染拡大によって、パチンコホールは売上低迷で遊技機の買い控え、資材の調達遅れによる遊技機販売台数の不振、海外カジノ組みは大規模な営業制限で、いずれも厳しい決算となっています。

パチンコ店をのぞいて見れば、パチスロの島はいつもガラガラ。
厳しすぎるパチスロ規制が緩和されないことには、業績の回復は厳しそうです。