
ネットカジノで負けた客、通報して摘発させるも自身も逮捕(上野)
ざっくり言うと
- 東京・上野のインターネットカジノ店「チャンプ」が摘発される
- 摘発のきっかけは、大負けした客からの通報
- 闇カジノの経営者だけでなく、通報した客も逮捕
2021年1月18日、東京・上野のインターネットカジノ店「チャンプ」が摘発され、経営者の千葉修一容疑者(50)が常習賭博の疑いで逮捕されました。
「チャンプ」では、12台のパソコンを設置して、別の場所にいるディーラーを店のモニターに生中継し、1ポイント100円のレートで客にバカラ賭博をさせた疑いが持たれているとのこと。
◆摘発のきっかけは大負けした客からの通報
『摘発のきっかけは、百数十万円の損をした客とのトラブルでした。 警視庁によりますと、インターネットカジノ「チャンプ」の自称経営者・千葉修一容疑者は、先月、台東区・上野のビルで、20代の客の男に、インターネット賭博をさせた疑いがもたれています。また、客の男も賭博をした疑いで逮捕されました。 百数十万円の損をした客2人が「金を返せ」と押しかけ、110番通報したことから摘発に至ったもので、調べに対し、千葉容疑者は「まっとうな仕事よりも稼げると思った」と容疑を認めているということです。』(日テレNEWS24より)
◆さいごに
闇カジノは大負けした客が通報すれば、それで一巻の終わりです。
チャンプは、2020年11月ごろから営業しており、多いときで1日20人の客が来ていたとのことですが、わずか3ヵ月で摘発され犯罪者になってしまっては、まったく割に合いません。
おそらく、経営者は起訴され、通報した客はよっぽどのことがなければ不起訴になるのでしょうが、それにしても、逮捕覚悟で通報した客は、よっぽど頭にきたんでしょうね…
<3月2日追記>
タイミングよく、弁護士ドットコムが通報のリスクを解説していました。
また、怖い人のお店では法律云々にかかわらず、暴力行為を受けることも十分に考えられます。
「君子危うきに近寄らず」が正解ですね。