
大阪府・市の見込みでは、カジノ売上は3,800億円!
ざっくり言うと
- 大阪府と大阪市は、夢洲(ゆめしま)IRの基本構想案を発表
- 年間売上額を4,800億円(うちカジノ売上額3,800億円)と試算
- IR事業者に求める投資額を9,300億円と試算
参照記事
CAZYはこう思う

CAZY
カジノ&リゾート研究所
2019年2月12日、大阪府と大阪市は、大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)の基本構想案を発表。
<大阪府と大阪市が想定するIR事業モデル>
敷地面積 60万平方メートル(60ヘクタール)
投資規模 9,300億円
経済波及効果 7,600億円(近畿圏)
総延べ床面積 100万平方メートル
年間来場者 延べ2,480万人
年間売上額 4,800億円
カジノ売上額 3,800億円
3,800億円は、シンガポールのマリーナベイ・サンズのカジノ売上額が約3,000億円であることを考えると、ちょっと盛りすぎな気もしますが。ちなみに、世界最大のカジノはギャラクシー・マカオでカジノ売上は約5,800億円。マカオ全体だと2018年のカジノ売上は約4兆円、ラスベガスが1~1.5兆円です。ひとつのカジノで3,800億円を売上ることがいかにすごいことか。
また、この莫大なカジノ売上を武器に、IR事業者には9,300億円の投資を求めるとのことです。ちなみに、ちょっと古いデータですがベイカレント・コンサルティングの分析では、有名なカジノの開発費と売上は下記と試算されていました。
ヴェネチアン<ラスベガス>
設立:2007年12月
開発費:3,800億円
売上:約1,690億円(カジノ以外も含む)
マリーナベイ・サンズ<シンガポール>
設立:2010年7月
開発費:4,870億円
売上:3,079億円(カジノ以外も含む)
ヴェネチアンマカオ<マカオ>
設立:2012年4月
開発費:4,029億円
売上:7,424億円(カジノ以外も含む)
大阪IRの市場規模は、マリーナベイ・サンズの売上1.5倍、投資額2倍といったところです。この試算がある程度正しいとしたら、大阪IRに手をあげているオペレーター各社が口をそろえて言っている1兆円投資も、あながち的外れではないということですね。
大阪IRをどのオペレーターが勝ち取るのかも気になるところですが、構想が具現化していくにつれて、ワクワク感が高まっていきます。2024年が本当に待ち遠しいです!