クラウン・リゾーツ、反社会的勢力と癒着か(オーストラリア)

ざっくり言うと

  • クラウン・リゾーツが反社会的勢力とビジネスを行っていた疑惑が浮上
  • この疑惑を報じたTV番組はYoutubeにて全編公開中
  • 報道が真実であるかどうかにかかわらず、日本のIR実現にとって大きな火種に

オーストラリアのメディア3社(60 Minutes、The Age、The Sydney Morning Herald)が行った調査によって、オーストラリアのカジノ事業者クラウン・リゾーツ(Crown Resorts)が、マネーロンダリング、薬物、性的人身売買との繋がりを持つアジアの反社会的勢力とビジネスを行っていた疑惑が浮上し、大きな話題になっています。

具体的には、クラウン・リゾーツが中国人ハイローラーを獲得するために、アジアで有数の反社会的勢力と繋がりを持つジャンケット事業者とビジネスを行なっていた可能性が指摘されています。


7月28日に放送された本疑惑を報じたTV番組は、共同調査を行った60MinutesによってYoutubeに全編公開されています。


EXCLUSIVE: Crown Casino exposed. Sex trafficking, drugs, money laundering | 60 Minutes Australia(50分21秒)

ことの発端は、2016年にクラウン・リゾーツの19人の従業員が中国の違法ギャンブル振興に関わったとして中国当局に逮捕された事件。その時に逮捕された元従業員らが今回実名でインタビューに答え、当時の事実と新たな疑惑を告発しています。一方で、本報道が業界慣習を知らなさすぎる、また、悪意に満ち溢れた印象操作だと批判する声も少なくないようです。

◆さいごに

吉本興業の闇営業問題に代表される反社会的勢力との癒着は、今の世論がもっとも敏感に反応するところにつき、この報道が真実であるかどうかにかかわらず、本件が日本のIR実現にとって大きな火種になることは確実。また、最近、クラウン・リゾーツの大株主になったばかりのメルコリゾーツ&エンターテインメントへのダメージは甚大ですね。


<8月2日追記>
7月31日、クラウン・リゾーツは、一連の報道をきっぱりと否定する声明を発表しました。
Setting the record straight in the face of a deceitful campaign against Crown