2020年、いよいよゴルフのライブベットがはじまる

ざっくり言うと

  • PGAツアーは、主催者が公式に賭けをサポートするスポーツに
  • ライブベットを提供する最初の北米スポーツリーグに
  • 日本の現行法では、国内からのライブベットへの参加は禁止

2019年10月28日、タイガー・ウッズの優勝で幕を閉じたZOZOチャンピオンシップ。
この大会は、アメリカのPGAツアー初の日本開催となります。

このPGAツアーですが、いよいよ来年から主催者が公式に賭けをサポートするスポーツとして生まれ変わることが発表されており、今回のタイガー・ウッズの優勝は海外メディアを中心に大きな話題となっています。


「PGAツアー委員がライブベッティングを統合することを発表」
PGA Tour commissioner announces live betting is set for integration
SBC AMERICANS(2019/10/29)


「PGAツアー委員は、来年からネットでの賭けが許可されると言及」
PGA Tour commish says on-site wagering on golf will be allowed beginning next year
CBS SPORTS(2019/10/24)


「PGA Tour会長が2020年にゴルフギャンブルサービスの登場を発表、スポーツの健全性が最重要課題」
PGA Tour Boss Says Golf Gambling Product Coming in 2020, Sport Integrity Top Issue
Casino.org(2019/10/24)

 

◆ついにゴルフのライブベットがはじまる

これまでもゴルフは、他のスポーツと同様に賭けの対象とされブックメーカーを賑わせてきました。ちなみに、ZOZOチャンピオンシップのあるブックメーカーの試合前オッズは、1番人気がジャスティン・トーマスの8倍、2番人気がローリー・マキロイの9倍、3番人気が松山英樹の19倍、タイガー・ウッズは13番人気で35倍となっていました。

しかしながら、これまでのゴルフへの賭けは、リアルタイムのライブベットではなく、単に優勝やスコアを予想する程度の賭けに留まっていました。

PGAツアーのジェイ・モナハン会長によると、PGAツアーがトーナメントやイベントでライブベット(試合中のリアルタイムの賭け)を提供する最初の北米スポーツリーグになることを明らかにしました。

具体的には、既存のベットシステムを統合し、2020年に独自のオンライン・プラットフォームを提供します。そのために、PGAツアーはロンドンに本社を置くスポーツテクノロジー企業 IMG Arenaに公式のリアルタイムデータを提供する独占契約を結んでいます。

 

◆このライブベットの何がすごいのか?

前記のIMG Arenaとの独占契約の中には、すべてのプレーヤーのすべてのショットのスコアリングおよび統計データが含まれています。

IMG Arenaの副社長ブラッドヴァンウェリー氏によると、世界中のさまざまな場所にあるゴルフコースから、1秒以内にデータを収集し配信することを可能にしているとのことです。

この何がすごいのかというと、最終グループの18番ホールで、今まさにウッズがティーショットを打つ瞬間にマキロイのボールを超えるのか、このアプローチが松山のボールの内側につけるのか、このパットが入るのかなど、まさにすべてのショットがライブベットの対象にできることです。

また、このライブベットの技術は、いつでも、アメリカの4大スポーツリーグNFL(フットボール)、MLB(野球)、NBA(バスケット)、NHL(アイスホッケー)などにも転用できるものです。

既にアメリカの4大スポーツリーグは、スポンサー契約や広告契約をとおして、カジノ業界との距離を一気に縮めています。八村塁選手のこのフリースローが入るかどうかに賭けられる日も、そう遠くないのかもしれません。

 

◆さいごに

こんなに素敵なライブベットですが、残念ながら日本の現行法では、国内からのライブベットへの参加は禁止されていますのでご注意を。また、現在の論調では、日本カジノの誕生当初、スポーツベットは導入されないようです。2024年までに方針転換があればいいのですが。