25~34歳男性の27%がオンラインギャンブルに参加(イギリス)

ざっくり言うと

  • イギリス成人で2018年の1年間にギャンブルをしたのは54%
  • ただし、国営の宝くじを除くと40%
  • 特筆すべきは、若年層を中心としたオンラインギャンブルの躍進

賭けごと好きで知られるイギリス人ですが、イギリス国営の国民保健サービス(NHS)が興味深い調査レポートを発表しています。


◆レポートの概要

調査レポート Health Survey for England 2018 によると、イギリス成人(※)で2018年の1年間にギャンブルをしたのは54%となっています。ただし、国営の宝くじを除くと40%です。
(※調査設計上、16歳以上を成人と見なしています。)

ギャンブル参加者の性別は、男性57%、女性51%ですが、本調査の2012年版では、男性68%、女性61%で参加率は年々減少しているものの、依然、高い傾向を示しています。

国営の宝くじを除いた場合、ギャンブル参加率が最も高い年齢層は25~34歳、次いで35~44歳、45~54歳となっており、若年層の参加率の高さが際立っています。


出典:Health Survey for England 2018

 

◆オンラインギャンブルの躍進

若年層の参加率を押し上げている要因はオンラインギャンブル。25~34歳男性の27%がオンラインギャンブルに参加している一方で、65歳以上の男性はわずか4%です。

また、16〜24歳の男性は、ギャンブル依存症(Problem gambler:PGSI score 8+)とみなされる人が一般人口の0.6%に対して1.9%、依存症予備群(Moderate risk gambler:PGSI score 3-7)が一般人口の1.5%に対して1.9%となっており、ギャンブル参加の若年化が問題視されています。

イギリスの国民保健サービス(NHS)の最高経営責任者 サイモン・スティーブンス氏は、若年層のオンラインギャンブルへの傾倒に警鐘を鳴らし、ギャンブル事業者には積極的な対策を求めています。

2019年2月、イギリスのギャンブル委員会は、トラフィックの25%以上が子供や若者からのウェブサイトでのギャンブル広告を禁止し、また、広告に25歳未満に見える俳優の使用も禁止しています。


出典:Health Survey for England 2018

 

◆さいごに

賭けごと好きで知られるイギリス成人のギャンブル率が54%。CAZYが独自に調査したギャンブル1万人調査での日本人成人のギャンブル率は51.8%。日本もイギリスに勝るとも劣らないギャンブル大国であることがわかります。

日本のパチンコ店の身近さは、世界を見渡しても他に類を見ないのですが、ギャンブル依存症の問題を声高に叫ぶなら、まずは、こちらの対策をした方がはるかに効果的だと思います。