シーザーズ、依存症対策等の違反で罰金17億円(イギリス)

ざっくり言うと

  • ギャンブル依存症対策等への違反を指摘されたシーザーズ
  • 罰金1,300万ポンド(17億3,000万円)を支払うことで合意
  • 明かされた違反基準の厳しさに驚愕

シーザーズ・エンターテインメント英国支店(Caesars Entertainment UK Ltd)は、ギャンブル依存症対策等への違反に対する罰金1,300万ポンド(17億3,000万円)を英国ギャンブル委員会に支払うことで合意したと複数のメディアが報じていました。

 

◆具体的な違反の内容

英国ギャンブル委員会は、2016年1月~2018年12月の間にシーザーズ・エンターテインメント英国支店が行った複数の違反を指摘しています。

<ギャンブル依存症対策違反>

・5時間のプレイを30回以上するなど、ギャンブル依存症の明確な兆候があるにもかかわらず、ある顧客に1年間で32万3,000ポンド(約4,300万円)を失わさせた。

・過去に13ヵ月間で24万ポンド(約3,200万円)を失い、ギャンブルで自己破産したことが分かっている顧客にギャンブルをさせた。

・自営業の女性には、貯金、家族からの借金、当座貸越(カジノクレジット)などを使ってギャンブルをさせ、年に18,000ポンド(約240万円)を失わさせた。

・退職した郵便配達員には、資金源の確認をせず44日間で15,000ポンド(約200万円)を失わさせた。


<マネーロンダリング規制違反>

・3ヵ月間で350万ポンド(約4億6,600万円)を預金し、160万ポンド(約2億1,300万円)を失った顧客に対して、適切な資金源のチェックを行っていなかった。

マネーロンダリング対策上監視対象となっているPEP(Politically Exposed Person:重要な公的地位を有する者)に対して、1年強で79万5,000ポンド(約2,600万円)を失わさせた。

 

英国ギャンブル委員会のニール・マッカーサー最高経営責任者(CEO)は、「これらの違反は非常に深刻なものであり、 顧客の安全をビジネス上の決定の中心に据える文化は、すべての企業の最上部から設定されるべきものであり、シーザーズはこの義務を怠った。」と指摘しています。

 

◆さいごに

あまりにも厳しすぎる内容にオドロいています。
世界一厳しい基準を目指すと息巻く日本カジノですが、これ以上の基準での営業となると、正直、商売あがったりな気がします。

また、ギャンブルではないとされる日本のパチンコですが、数百万円負けるている人はごろごろいる訳で、英国の基準で考えれば、日本のパチンコ屋は存続し得ないですね。