コロナ禍中でのマリファナ事情(ラスベガス)

ざっくり言うと

  • ラスベガスは、2017年7月に嗜好用大麻を解禁
  • 3月20日より、すべてのマリファナ店は閉鎖され配達のみに
  • 5月1日より、ネットで事前注文、店舗受け取りが解禁

新型コロナウイルスによって世界中のカジノが閉鎖されたことで、ギャンブル関係の興味深い記事がめっきり減ってしまいました。書くこともないので、いつもマリファナばかり吸っていたCAZYのラスベガスの知人はマリファナの禁断症状で苦しんでいるのではないかと心配しつつ、今回は、コロナ禍でのマリファナ事情について書きました。

ラスベガスでは、2017年7月1日の嗜好用大麻が解禁されたことで、マリファナはすっかり日常生活に溶け込んだものとなり、街のいたるところにディスペンサリー(Dispensary)と呼ばれる合法の大麻販売店が登場しています。ディスペンサリーについては、下記の記事で詳しく紹介しています。

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画像出典:Planet13 プレスキットより


画像出典:Planet13 プレスキットより

 

◆3月20日より全店閉鎖、配達のみ

2020年3月20日、ネバダ州のスティーブ・シソラック州知事が発表した緊急事態宣言に基づき、嗜好用、医療用に関わらず、すべてのマリファナ店は閉鎖され、配達のみの営業を余儀なくされました。

 

◆5月1日よりカーブサイド・ピックアップを解禁

2020年4月30日、ネバダ州のスティーブ・シソラック知事は、5月1日からネバダ州の薬局やディスペンサリーでマリファナ製品のカーブサイド・ピックアップ(※)を許可すると発表しました。

※カーブサイド・ピックアップとは、インターネットで注文した商品を店舗で受け取るスタイル。買い物客は車で店舗まで行き、ピックアップ専用の駐車場に車を停めて商品を受け取ります。その際も、買い物客は車から降りる必要はありません。アメリカに限らず、全世界で急速に普及しつつあります。

具体的には、マリファナ製品の注文はすべて事前に完了しておかなければならず、いかなる形式の対面販売や訪問販売は認められません。買い物客や患者はいかなる理由があっても店舗に入ることはできず、すべての接客や相談は、ビデオ会議、電話、電子メールのいずれかの方法で行われます。また、買い物客が車から降りるような状況があってはならないとされています。

 

◆5月9日より店内販売も一部解禁

2020年5月9日、新型コロナウイルスからの復興計画 NEVADA UNITED ROADMAP TO RECOVERYは、フェーズ0からフェーズ1に移行しました。ディスペンサリーは、依然、配達、カーブサイド・ピックアップが奨励されています。加えて、大麻取締局が承認した計画があれば、制限付きで店内販売ができるようになりました。ただし、入店可能人数は 10人まで、もしくは店舗キャパシティーの50%までのいずれか少ない方とされています。

ということで、ラスベガスは、若干の面倒くささはあるものの、マリファナは普通に入手できるようです。

 

◆非日常生活の中では、マリファナの消費量が急増

エンタメメディアのRollingStoneが、マリファナが合法化されていないニューヨークでの興味深い記事を掲載していました。

ニューヨークでは大麻の闇市が繁盛「おかげで正気を保てている」

『コロナ禍でもマリファナは「生活必需品」、米国で売り上げ急増
2019年のある研究によると、130万人のニューヨーカーが過去1年以内に大麻を使用したと言い、新型コロナウイルスのパンデミック中は消費量が急増している。パンデミックの中心地で暮らしている多くの人々にとって大麻は必要不可欠だ。「もしボングに住めるなら今すぐ入るわ」とウエスト・ヴィレッジ在住の大麻常用者、キャロラインさんは言う。「うちからすぐのところに冷蔵車の死体安置所があるのよ。大麻のおかげで正気を保てているわ」。(中略)パンデミック中に自宅待機している顧客たちは普段より大麻の消費量が増えている。ラリーによると「今まで3週間に一度買ってた男は10日に一回呼ぶようになったよ」』(RollingStoneより)

 

◆さいごに

自粛疲れがMAXレベルに到達し、禁ギャンブルでのストレスも相まって、薬物でリラックスしたい気持ちも分からなくはありません。しかしながら、言わずもがなですが、マリファナは日本では違法です。

警察庁の発表によると、2019年の1年間に警察が大麻関連事件で逮捕・書類送検した摘発者は、前年比743人増の4,321人で6年連続の増加。摘発事件数も、同748件増の5,435件と3年連続で過去最多となっています。ちなみに、覚せい剤の押収量も約2,293キロで過去最多となっています。

余談ですが、5月に入って闇カジノ、闇ポーカー店が相次いで摘発され、逮捕された客が「自粛に疲れた」と、まったく理解できない言葉を口にしていましたが、マリファナ同様、闇カジノも違法です!

警察庁発表資料:令和元年における組織犯罪の情勢
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