オンラインカジノ詐欺の被害が18倍に急増(シンガポール)

ざっくり言うと

  • シンガポール警察によると、オンラインカジノ詐欺の被害が約12億円に
  • オンラインカジノ詐欺の被害件数は、前年から18倍以上に急増
  • 被害にあっても誰も助けてはくれないので、くれぐれもご注意を

2020年1月31日、シンガポール警察のプレスリリースによると、シンガポールのプレイヤーは、オンラインカジノ詐欺で1,540万シンガポールドル(約12億円)を騙し取られたとのことです。

オンラインカジノ詐欺の被害は、2019年から2020年の間に83件が報告され、前年から18倍以上に急増しています。

シンガポール警察プレスリリース

 

◆巧みな詐欺の手口

シンガポール警察が紹介した詐欺の手口では、まず、ネットの出会い系サイト内の広告でターゲットを探し、初期金額を入金してボーナスポイントを受け取るように誘導されます。または、出会い系サイトなどで詐欺師から声をかけて、親しくなった後に、オンラインカジノで負けない方法があると儲け話を持ちかけられます。

被害者は、詐欺師の言うがままに、偽オンラインカジノに口座を開設し入金をうながされ、嘘の大勝ちを体験させらます。

その後、被害者には、口座が凍結されたことと、偽オンラインカジノでの勝ちを現金化するためにはさらに入金する必要があることが伝えられます。

被害者がそのお金を入金すると、詐欺師とは連絡が取れなくなり、偽オンラインカジノはアクセスできなくなるとのことです。

 

◆被害者も処罰される

シンガポールには、マリーナ・ベイ・サンズやリゾート・ワールド・セントーサのカジノがあり、シンガーポール人でもギャンブルを楽しむことができます。

しかし、オンラインカジノは認められておらず、2014年に制定されたリモートギャンブル法では、シンガポールにおいて、オンラインカジノで遊んだ個人が罪に問われ、有罪判決を受けた場合、5,000シンガポールドル(約39万円)以下の罰金、もしくは6ヶ月以下の懲役もしくはその両方に処せられます。

 

◆さいごに

あまりの巧妙な手口で、ここまでやられると騙されてしまうのも納得です。
おそらく、同じ手口が日本でもはびこるのではと思います。
日本もシンガポール同様、オンラインカジノへの参加は違法と考えるべきで、被害にあっても誰も助けてはくれません。
くれぐれもご注意を!


<2月21日追記>
国民生活センターの報告によると、日本でも出会い系サイトやマッチングアプリをきっかけにした投資詐欺が増加しているとのこと。

2020年の相談件数は40件で2019年の8倍、相談の7割近くは30代、40代の男性で、投資に支払った金額の平均は約192万円。

現状では仮想通貨などの投資詐欺がメインとのことですが、今後、シンガポール同様のオンラインカジノ詐欺が増えることも予想されます。