ん?んん?スロットマシンメーカーに3億円の支払い命令

ざっくり言うと

  • スロットマシンに膨大な金額をつぎ込んだ男性をギャンブル依存症と認定
  • 冷静な判断ができる状況になかったので、ギャンブルの負けは無効
  • マシンを製造・設置した会社に賠償金250万ユーロ(約3億2000万円)の支払い命令

参照記事

参照メディア AFP

CAZYはこう思う

CAZY
カジノ&リゾート研究所

「オーストリアの裁判所がスロットマシンに膨大な金額をつぎ込んだ男性をギャンブル依存症と認定し、さらにマシンを製造・設置した会社に対して賠償金250万ユーロ(約3億2000万円)を男性に支払うよう命じる判決を下した。」(AFP)

「原告の主張によると、男性は首都ウィーンで2002年から10年以上にわたり、カジノゲームメーカー大手ノボマティック(Novomatic)のスロットマシンにおよそ200万ユーロ(約2億5000万円)をつぎ込んだ。裁判で専門家は男性が依存症により「体の自由が部分的に奪われていた」と指摘し、男性の賭け金は無効であるとした。」(AFP)

あくまでも個人的な見解として、
ギャンブル依存症は、嗜好的なものであって、あまり病的なイメージはありませんでしたが、この判例を見ると明らかに疾患として認識されているんですね。

「冷静な判断ができる状況になかったので、ギャンブルの負けは無効」

同様の判決が続くようであれば、カジノに限らず、あらゆるギャンブルは商売が成り立たない気がします。大負けしてから心神喪失状態を主張されても。。。
となると、いかに入り口の段階でギャンブル依存症を検知し、ギャンブルをさせない仕組みをつくるかという話に帰結します。

現在、議論されているギャンブル依存症対策の骨子はまさにここだと思っていますが、このような判決がでてしまうと、患者保護の面だけでなく、胴元は自身を守る手段としても真剣にギャンブル依存症対策に向き合っていくことになりそうです。

この問題は、今後注視していく必要がありますね。