
ゲンティン・マレーシア株価暴落
ざっくり言うと
- ゲンティン・マレーシアの株価が前週末比で30%下落
- 原因は、カジノのライセンス料や税金を引き上げる政府発表
- 消費税(6%)が廃止されたことによる財源確保のあおり
参照記事
参照メディア 日本経済新聞
CAZYはこう思う

CAZY
カジノ&リゾート研究所
シンガポールの「リゾート・ワールド・セントーサ」などを運営するマレーシアのゲンティンの株価が暴落している件。
「5日のマレーシア株式市場で、カジノ運営大手のゲンティン・マレーシアが大幅に反落した。一時は前週末比30%下落し、2011年9月以来、7年2カ月ぶりの安値を付けた。11月2日にマレーシア政府がカジノのライセンス料や税金の引き上げを発表したことを受け、業績悪化への懸念が売りを誘った。」(日経より)
原因となったのはこれ
「カジノ免許の年間費用を1億2000万リンギから1億5000万リンギに増額。カジノ税を総徴収額の最大35%に引き上げ。カジノ機械の販売業者免許の年間費用を1万リンギから5万リンギに引き上げ。カジノ機械税の税率を総徴収額の20%から30%に引き上げ」(時事通信より)
これは株価が下落するのも納得。。。
これまでのマレーシアのカジノ税が25%であったことを考えると、確かに業績への影響は甚大ですね。
ちなみに、カジノ税の負担率は、ラスベガス約20%、マカオは約40%、シンガポールは約30%、日本は30%になることが決まっています。
第6回特定複合観光施設区域整備推進会議(平成29年7月4日)
資料1「カジノ事業者に係る公租公課等について」
マレーシアは、2018年6月1日に消費税(6%)を廃止していますが、それを埋める財源としてカジノにも白羽の矢が立ちました。
今回の騒動、近い将来、日本でも起こりかねない話ですね。。。