
オンラインカジノが国境を越えるかも
ざっくり言うと
- 仮想通貨で遊べるカジノサイトEOSBetがビットコインにも対応
- イオスは日本に取引所がなく、個人の特定も税金の徴収も難解
- 仮想通貨によって、オンラインカジノが普及していくかも
参照記事
CAZYはこう思う

CAZY
カジノ&リゾート研究所
マネックス仮想通貨研究所が報じたこちらの記事。
CAZYは仮想通貨に手を出したことはありませんが、この記事はかなり気になりました。
余談ですが、以前、某仮想通貨が某カジノのチェック(チップ)になるから今の安いうちにたくさん買っておいた方がいいという、怪しい投資話に誘われたことはあります。もちろん買いませんでしたけど。
本題です。
仮想通貨のイオス(EOS)を賭け、ギャンブルを楽しめるカジノサイトEOSBetが、ビットコインにも対応し、今後、ビットコインキャッシュ(BCH)、ビットコインSV(BSV)、ライトコイン(LTC)、ダッシュ(DASH)、DOGE、イーサリアム(ETH)、トロン(TRON)、リップル(XRP)に対応予定とのこと。
また、EOSBetは、現時点ではゲーム数も少なく、「Dice」と「CRASH」という簡単なゲームしか用意されておらずオンラインカジノとしてはまだまだのようですが、今後「BACCARAT」などの本格的なゲームを追加していくとのこと。
オンラインカジノで仮想通貨が使えること自体は、もはや目新しいことではありませんが、日本に取引所のないイオス(EOS)となると、カジノで遊んだ個人を特定することも、税金の徴収もかなり難易度が高くなってきます。
国内の取引所は日本の税法に従うため、国税局や税務署の質問検査権によって取引内容が明らかとなりますが、海外の取引所は、日本の法律の効果が及ばないため、日本の国税当局に調査権限がありません。そのため、海外取引所での取引内容を明らかにすることは、極めて難しいといわれています。
本記事では、日本でオンラインカジノは刑法(185条)上のグレーゾーンと指摘されていましたが、法律の条文だけを素直に読めば、一般的な解釈としては違法です。
しかしながら、今後、仮想通貨が普及していくにつれて国境そのものが形骸化し、そのひとつの結果としてオンラインカジノが流行るというストーリは容易に想像できます。
仮想通貨とオンラインカジノの動向については、今後も注視していきたと思います。