
ラスベガス雑感①【2019年10月】
ざっくり言うと
- 主要ホテルのゲームルールがプレイヤー不利に
- 低レートのルーレットは、トリプルゼロが主流に
- 低レートのブラックジャックは、1.2倍配当が主流に
久しぶりのラスベガスで、宿泊先のAreaを中心に近隣カジノのマスゲーミングフロア(平場)をチラ見してきました。
詳細は日本に戻ってから書く予定ですが、ここ数年の間に、テーブルゲームのルールがプレイヤーに厳しくなっていて、とにかくオドロキました。
例えば、
①低レートのルーレットはトリプルゼロが主流に
ルーレットのハウスエッジ(胴元の取り分)はウィールにある「0」の個数で大きく変わります。数年前は「0」と「00」のヨーロピアンスタイルが主流でしたが、現在のストリップ通り沿いの高級ホテルのマスゲーミングフロアは、「0」「00」「000」のメキシカンスタイルが主流になっているようです。
ハウスエッジ(胴元の取り分)
「0」 2.7%
「0・00」 5.3%
「0・00・000」 7.7%
このハウスエッジの差は、パーセントで表すとピンとこないのですが、毎回1万円を賭けて総額で1万円を失うまで何回遊べるかで表すと、
「0」 38回(毎回270円失う)
「0・00」 19回(毎回530円失う)
「0・00・000」 13回(毎回770円失う)
つまり、理論上、「0・00・000」は、「0」の3分の1しか遊べないことになります。
トリプルゼロについての詳しい話は、過去記事:「0」「00」だけじゃない「000」の話を参照ください。
②低レートのブラックジャックは1.2倍配当が主流に
ミニマムベット25ドル以下のテーブル(シューゲーム)でのブラックジャックの配当は、3 to 2 から6 to 5 に、つまり1.5倍から1.2倍に変わっているようです。
ブラックジャック1.2倍配当についての詳しい話は、過去記事:ブラックジャックの1.2倍配当でカジノが訴えられる(ボストン)を参照ください。
加えて、ディーラーのソフト17(Aを11とカウントして成立する17)はヒットです。一見、ディーラーにとって不利そうに思えますが、ソフト17でのディーラーのヒットは、ハウスエッジが0.215%ディーラー有利に傾きます。(6DECKSの場合)
◆さいごに
詳しいことは、もう少しきちんと調べてから書きますが、ここまでルールがプレイヤー不利になってしまうと、勝ちはもちろんのこと、楽しむことすら難しい気がします。
※10月7日追記
平日や日中の暇な時間は、ブラックジャック配当3 to 2(1.5倍)テーブルのミニマムベット金額が下がって10ドルでもプレイできました。前記は、週末夜のカジノが混み合っている時の状況だったようです。この状況がいつまで続くかわかりませんが。
※サムネイル画像は、TCSJOHNHUXLEY社より