公営ギャンブル売上まとめ(2020)

ざっくり言うと

  • 宝くじを除くすべての公営ギャンブルが昨対比プラスで推移
  • 直近10年では、いわゆる「ギャンブル離れ」は進んでいない
  • とくに、地方競馬は昨対比20%増、競艇は昨対比12%増と好調

※最新の2021年(2020年度)版はこちら。

公営ギャンブル売上まとめ(2021)


==2020年(2019年度)==

◆総括

売上データを見ると、宝くじを除くすべての公営ギャンブルが昨対比プラスとなっており、直近10年では、いわゆる「ギャンブル離れ」は進んでいないことがわかります。また、地方競馬は昨対比20%増、競艇は昨対比12%増と好調です。

加えて、特筆すべきは、地方競馬、競輪、オートは、集計期間が2019年4月1日〜2020年3月31日となっており、直近のコロナ禍を乗り越えての躍進となります。

好調の要因は、ミッドナイトやガールズなど、運営主体によるコンテンツの強化もありますが、インターネットによる購入経路の変化が売上増に大きく貢献しているものと思われます。


では、さっそく2019年度の公営ギャンブルの売上推移です。


<公営ギャンブルの売上推移>(単位:億円)
※2020年11月6日付


<2019年度のギャンブル売上と監督省庁>※2020年11月6日付
※パチンコの控除率は、推計粗利率を記載


◆個別トピックス

<競馬>
中央競馬の売上は、2兆8,818億円で前年比103%。8年連続の増加。

(集計期間:2019年1月1日〜2019年12月31日)
地方競馬の売上は、7,010億円で前年比120%。8年連続の増加。
(集計期間:2019年4月1日〜2020年3月31日)
競馬全体の売上は、3兆5,828億円で前年比106%

※2020年度(2020年1月1日~12月31日)の中央競馬の売上は2兆9,835億円(前年比104%)。

<競艇>
競艇の売上は、1兆5,342億円で前年比112%。7年連続の増加。
(集計期間:2019年1月1日〜2019年12月31日)

※競艇の2020年度(2020年1月1日~12月31日)の売上は1兆9,015億円(前年比124%)。

<競輪・オート>
競輪の売上は、6,605億円で前年比101%。6年連続の増加。
(集計期間:2019年4月1日〜2020年3月31日)
オートレースの売上は、739億円で前年比105%
(集計期間:2019年4月1日〜2020年3月31日)

※競輪の売上は、途中経過として2020年4月から11月で約4,414億円(前年同期比101%)。多くのレースが開催中止や9車立てから7車立てになる悪条件の中、善戦しています。

<宝くじ・toto>
宝くじの売上は、7,931億円で前年比99%
(集計期間:2019年4月1日〜2020年3月31日)
スポーツくじ(toto)の売上は、938億円で前年比99%
(集計期間:2019年4月1日〜2020年3月31日)

<参考:パチンコ>(8月24日追記)
公益財団法人 日本生産性本部によるレジャー白書2020によると、パチンコの市場規模(貸玉料金の総計)は、20.7兆円から20兆円に下落し前年比97%

2019年のパチンコ人口は、前年から60万人減の890万人で過去最低値を更新。年間の活動回数は、前年の28.5回から31.7回に増加。

1人あたりの年間平均費用も8万1,800円から10万3,400円に増加。年間平均費用が10万円を超えたのは2008年以来11年ぶり。パチンコ人口が減少する一方で回数と平均費用が上昇しており、ファンのマニア化、ヘビーユーザー化が進んでいる。

 

※最新の2021年(2020年度)版はこちら。

公営ギャンブル売上まとめ(2021)