カジノで大負けした男たち

ざっくり言うと

  • ラスベガスのバカラで、4億6,000万円負けたハマコー
  • 106億円を熔かした大王製紙・井川元会長
  • カジノで大負けして中国第6位の携帯メーカーを潰したリュウCEO

今回はあまり語られることのない、カジノで大負けした男たちです。

◆政界の暴れん坊ことハマコー

ラスベガスで4億6,000万円負けた話は、ハマコー(浜田 幸一氏)の武勇伝として、今も語り継がれています。1973年(昭和48年)11月、ラスベガスのフラミンゴで、バカラに毎ゲーム500万円ほど賭けて勝負し、当時の為替レートで約4億6,000万円を一晩で負けています。

しかし、後の自書『YUIGON』の中で、それは事実ではないと語っています。ハマコー氏は、ロッキード社がとある人物に渡した5億円の賄賂を表に出ず、かつ、税金のかからない形で返したにすぎず、4億6,000万円はわざと負けたものだと当時を振り返っています。ハマコー氏が負けた事実は、同席者によって裏付けられていますが、ハマコー氏の負け惜しみとも思える主張の真偽は定かではありません。

 

◆バカラで106億円熔かした大王製紙・井川元会長

大王製紙の創業家経営者であった井川意高氏は、2010年4月から2011年9月までに総額106億円を不正に引き出し会社に損害を与えました。流用したお金は、マカオやシンガポールなどのカジノで熔かしたと井川氏本人が語っています。井川氏の負けっぷりは、自書『熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録』の中で詳細に綴られています。カジノで熔かした106億円は、後に井川氏より会社に全額返済されいます。

<資金流用の詳細>
2009年
夏 数百万円借り入れ

2010年
5月 5億5000万円借り入れ
6月 9億5000万円借り入れ
11月 5億5000万円借り入れ

2011年
1月 11億円借り入れ
2月 10億円借り入れ
3月 5億円借り入れ
4月 6億5000万円借り入れ・21億円返済
6月 10億3000万円借り入れ・8億4300万円返済
7月 22億5000万円借り入れ・12億5700万円返済
8月 11億円借り入れ
9月 10億5000万円借り入れ
(出典:ウィキペディアより)

 

◆バカラで数百億円熔かした中国人

2002年に設立されたGionee(ジオニー)は、かつては中国市場で6%のシェアを占め、インド市場のシェアで中国メーカー首位の座にも立ったことのある、中国で最も古い携帯電話ブランドのひとつです。

2016年には約4,000万台の携帯電話を販売し、2017年の中国での携帯電話販売台数はアップルに次ぐ6位にランクインしていましたが、Huawei やXiaomiなどとの競走に敗れ、2018年に倒産しました。

このジオニーの倒産は、創業者である劉立栄(Liu Lirong:以下、リュウ氏)がカジノで大負けしたことがトドメを刺したと言われています。

ジオニーの負債総額は、200億人民元(約3,000億円)を超えており、そのうちの100億人民元(約1,500億円)の使途不明金がリュウ氏によってギャンブルに投じられた疑いが持たれています。リュウ氏は、後のメディアのインタビューで、サイパンのインペリアル・パシフィック・カジノで5年間に10億人民元(約150億円)を失ったと告白しています。

また、1回の賭けで7億ドル(約770億円)を失ったなどの報道もありますが、インペリアル・パシフィック・カジノが胴元としてそれほどの賭けを受けられるとは到底考えられず、現実的な話として、リュウ氏の負けは5年間で数百億円だったと思われます。

ちなみに、インペリアル・パシフィック・カジノは、リュウ氏がいくら負けたのかを明らかにしていませんが、同カジノの2019年(ジオニー倒産の翌年)の収益はわずか5億3,900万香港ドル(約75億円)で83.4%減少し、39億4,000万香港ドル(約547億円)の赤字となりました。

 

◆さいごに

彼らの負けに比べたら、CAZYの数千万円の負けなんてちっぽけなものです。十分楽しんだので負けたことに後悔はありませんが、勝負の仕方については後悔しまくっています。

今、振り返って見れば、負けるべくして負けていたことを猛省しています。CAZYのボヤキがみなさんの勝率アップの一助になれば幸いです。