闇カジノに嵌った人へのインタビュー(依存症ニッポンより)

ざっくり言うと

  • 読売新聞の医療・健康・介護サイト yomiDr.による闇カジノの記事
  • 闇カジノに嵌った依存症患者への9時間に及ぶインタビュー
  • ギャンブル依存症は、自らが招いた結果であって自業自得なのでは

読売新聞の医療・健康・介護サイト yomiDr.(ヨミドクター) の闇カジノの記事が面白かったです。

闇カジノの誘惑とワナ(上) 頭は切れ、コミュ力の高い若者が、あっという間に「壊れる」まで
闇カジノの誘惑とワナ(中) 都会のいたるところに違法ギャンブルが
闇カジノの誘惑とワナ(下) 再び「バカラ」の闇に。膨らむ借金、そして逮捕へ

3部構成のこちらの記事は、シリーズ「依存症ニッポン」の中で、あるギャンブル依存症患者へのインタビューをまとめたものです。今回、彼への取材は、延べ9時間近くに及んでいます。

『トランプを使うギャンブルのバカラは、仮想の「プレーヤー」か「バンカー」のどちらが勝つかを予想するゲームだ。海外の本場カジノでも、もっとも大きな勝負が繰り広げられる場として知られている。あくまでも、直感と場の流れを読み合うだけ。きわめてシンプルなルールであり、競馬や競輪、麻雀などのような論理的戦略は存在しない。だが、スピーディーに進行するゲームの流れに乗ってベット(賭け)を続けていると、いつの間にか我を忘れ、自分の理性や判断力はズタズタにされてしまう。

言うまでもないが、ギャンブルの場合、ベット額の大きさは、そのまま興奮度の高さに比例する。街のパチンコ店なら、朝から晩まで粘って、負けが込んだとしても10万円程度。闇カジノのバカラなら、わずか2、3分の勝負に30万でも50万でも、それ以上でも賭けられる。勝てばリターンが大きいが、大金を失うのもあっという間だ。』(依存症ニッポンより)


『パチンコもパチスロもマージャンもやってきた。だけど、この世にあるギャンブルの中で、バカラほど熱くなってしまうものはないと断言できます。たとえば、家族が遊びで、10円単位、100円単位でやったとしても、きっとしびれるはず。それぐらい夢中になるゲームです。それが、闇カジノで1度の勝負が10万円、100万円となると、アドレナリンの出方が半端ない。いったん、自分が賭ける金額を上げてしまえば、もう元には戻れなくなってしまうんです』
(依存症ニッポンより)

 

◆さいごに

医療メディアの記事ということで、ギャンブル依存症を病気として扱っています。

元ギャンブル依存症だったひとりの意見として、病気という見解に異論はありませんが、あくまでも自らが招いた病気であって、他の病気と一緒くたに語るのには違和感を覚えます。

『「ギャンブル依存なのに、日常はきちんと理性的な生活をしている人がたくさんいる。会社ではしっかりと仕事をしているのに、ギャンブルに依存していくケースもある。結局、人間として理性のすべてが壊れているわけではなく、報酬系からくる特定の渇望がそれを上回ってしまっている結果だと思う」つまり、ギャンブル依存に陥った人は、決して「バカ」でも「頭が悪い」わけでもなく、部分的な機能不全を起こしている疾病にかかっているわけであり、修復が可能でもある。』(依存症ニッポンより)

とはいえ、自らが望んで進んだ結果であり、病気になるプロセスにおいては、「バカ」で「頭が悪い」ものだと思います。元ギャンブル依存症患者の意見として。