もうサマージャンボ買いました?胴元の取り分は50%ですが…

ざっくり言うと

  • ギャンブルには勝負する前から勝ちやすいものと、そうではないものが決まっている。
  • 主催者の儲け分(控除率)は、1~50%とギャンブルの種類によって幅がある。
  • 宝くじの控除率は約50%で、勝負する前から厳しい戦いを強いられている。

現在、好評発売中のサマージャンボ宝くじ(第754回全国自治宝くじ)、1等は前後賞あわせて7億円と、まさに一攫千金の夢をつかむチャンス。みなさんは、もう宝くじを購入されましたか?

ギャンブルには勝負する前から勝ちやすいものと、そうではないものが決まっていることは、もはや広く知られるところですが、それを示す指標が控除率と呼ばれるものです。今回は、ギャンブルをする方は、絶対に知っておくべき控除率について考察します。

控除率とは、簡単にいえばギャンブル主催者(胴元)の儲け分のことです。カジノではハウスエッジ、古くは日本では寺銭と呼ばれていたものです。具体的には、バカラのバンカーコミッション、ポーカーのコミッションやANTE、ルーレットの0や00時の没収などがハウスエッジに該当します。

カジノ解禁を控えた今、主要なギャンブルの控除率を低い順にならべてみました。控除率が高ければ高いほど、プレイヤーにとっては不利で、負けやすいギャンブルであることを意味します。

※ルールによって控除率は変動しますので、あくまでも目安として見てください。

控除率が低い上位には、見事にカジノで大人気にギャンブルが並びます。ブラックジャックやバカラなどのテーブルゲームの控除率は約1%となっており、プレイヤーにとって極めてフェアなギャンブルと言えます。

一方で、プレイヤーにとって不利となる控除率が高い下位の3つが、現在の日本で遊ぶことのできるギャンブルとなっています。ちなみに、パチンコ・パチスロは、遊技であってギャンブルではないというよくわからない主張もありますが、その話は長くなるので、ここでの説明は割愛します。

宝くじの売上のうち当選者に還元されるのはわずか50%、競馬・競輪・競艇などの公営ギャンブルでも還元率75%にとどまります。カジノのテーブルゲームの還元率が99%であることを考えると、勝負する前から厳しい戦いを強いられていることがわかります。

ちなみに、宝くじの収益は福祉などに使われるので、はずれても寄付と思ってやっているなんて声を耳にすることもありますが、例えば、スポーツの振興を目的に誕生した「サーカーくじ(toto)」のお金のながれを見ると、サッカーくじの売上の50%が払戻金、主催者の日本スポーツ振興センターに15%、国庫納付金に12%、地方公共団体に12%となっており、残念ながら肝心のスポーツ団体には、直接的には12%しか渡っていないのが実情です。

話を戻しますが、日本のギャンブル愛好家は、今日まで極めて劣悪なギャンブル環境の中に置かれてきました。そこに、今回のカジノ解禁によって、控除率1%前後の良心的な賭場が開帳されることになります。ここからは私見ですが、ギャンブル愛好家が少しでも条件のよいカジノにながれるのは、当然のことだと思っています。