日経 統合型リゾートフォーラム(参加報告)

ざっくり言うと

  • ローレンス・ホー氏(メルコCEO)、フランシス・ルイ氏(ギャラクシー副会長)の講演
  • 「日本を行かずにはおけない国にする」(メルコ)
  • 「日本は憧れの場所であり続けなければいけない」(ギャラクシー)

昨日(11月21日)、六本木のグランドハイアットホテルで開催された『日経 統合型リゾートフォーラム』を覗いてきたので、その雑感です。

本イベントは、基本的に、カジノを含む統合型リゾート(IR)の経済効果、自治体の役割、課題などを議論するフォーラムですが、ローレンス・ホー氏(メルコリゾーツ&エンターテインメント会長兼CEO)やフランシス・ルイ氏(ギャラクシー・エンターテインメント・グループ副会長)など、世界のカジノキーマンの講演(という名のプレゼンテーション)が聴けるとあって、楽しみにしていました。

本イベントの詳細は、12月に日経で特集記事が掲載されるらしいのでしばしお待ちいただき、今回は独断と偏見に溢れるCAZYの勝手な感想です。


フランシス・ルイ氏
ギャラクシー・エンターテインメント・グループ副会長

まず、今回の講演では触れられませんでしたが、講演の前日、ギャラクシーは日本参入を表明していました。絶妙のタイミングですね。

<参考記事>
「香港ギャラクシー、大阪、横浜などのIR調査に参加」(SsankeiBiz)

「カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の運営大手、ギャラクシー・エンターテインメント・グループのフランシス・ルイ副会長は20日、東京都内で記者会見し、大阪府・市や和歌山県、横浜市、北海道などIR誘致を検討している7自治体の情報提供調査にそれぞれ参加したと明らかにした。」

余談ですが、個人的にこの記事でもっとも気になったのはこちら。
カジノディーラーの輸入は、十分あり得ますね。

「ルイ氏は産経新聞のインタビューで、日本進出が実現すれば、人材確保は「日本人を優先する」とし、進出先での雇用創出に意欲を示した。ただ労働力が不足すれば、必要に応じて外国人を雇用する考えも示した。」

ルイ氏は、日本ではIRに対して大きな誤解(IR=カジノ)があり、この誤解が大きな障害となりうることを指摘。また、IRはギャンブルだけではなく、ショッピングモールや子ども向け施設など、より複合的なものであると理解を求めていました。

また、ルイ氏の話で、一番しびれた言葉は、「日本は憧れの場所であり続けなければいけない」と、日本の観光価値を非常に高く評価されていました。



ローレンス・ホー氏
メルコリゾーツ&エンターテインメント会長兼CEO

過去に、「日本のIRに100億ドル(約1.2兆円)以上の投資を検討する」と発言して話題になったローレンス・ホー氏。

ホー氏の話は、日本への興味のスタートがブレードランナーであったこと、5歳の時はじめて日本に来てから、訪日回数は300回を超えると、大の親日家であることからはじまりました。

とても魅力的な講演(という名のプレゼンテーション)だったので、すっかり聴き入ってしまい、以下、ホー氏の話、メルコCMOの話、紹介ムービー内のコメントなどが混ざっています。すいません。

「日本は品質の国、メルコはアジアのプレミアム」
まず、メルコをマカオにラグジュアリーという考え方を持ち込んだ会社と紹介。
ものごとに量と質の側面があるとしたら、日本は最高の品質の国。だからこそメルコは日本にふさわしいという話です。

加えて、メルコは単なるカジノではなく、その強みを「97%」と強調。
「97%」は、IR施設内におけるカジノ以外の床面積の話で、そこに強みを持つのがメルコという話です。

「メルコは、マカオを世界のエンターテインメント産業の最前線に連れて行った」(マカオ政府)

新国立競技場のデザインで話題になったザハ・ハディド氏が出掛けた「シティ・オブ・ドリームズ」のシンボル「モーフィアス(Morpheus)」は、TIME誌が選ぶ世界の建築物BEST100に選ばれました。日本のIRに参入できるなら、BEST10に入るような建物を創ってみせるとのこと。


写真出典:http://www.crownresorts.com.au

あと、メルコのプレゼンテーションでしびれた言葉は、

「世界が愛する日本」
日本の良さを日本人がわかっていないことに驚かされる。

「日本を行かずにはおけない国にする」


あと、エンタメ好きのCAZYには、メルコといえば、2010年にスタートした「ザ・ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター」ですが、このショーの来場者が550万人を超えたこと、このショーの他にラスベガスの「O(オー)」、「Le Reve(ル・リーブ)」を手掛けたシルク・ドゥ・ソレイユの元舞台美術監督フランコ・ドラゴーヌ氏との契約交渉が進んでいるなど、かなり興味深い話も聴けました。

エンタメ一色で、とてもメルコらしいプレゼンテーションだと感じました。
個人的には、日本のIRのひとつとして、メルコに一票です。
びっくりするようなエンタメ、期待しています!