公営ギャンブルのネット比率を調べてみた

ざっくり言うと

  • 公営ギャンブルのネット比率は58%
  • もっともネットへのシフトが進んでいるのは、競馬67%
  • もっともネットへのシフトが進んでいないのは、競輪42%

昨年の年末は、ネットでジャンボ宝くじが買えるようになったことで、久しぶりに年末ジャンボを買ってみましたが、案の定はずれました。

公営ギャンブルでは、宝くじの一人負けと言われてきましたが、その最大の要因はネット対応の遅れだと思っています。今回、クレジットカードでほとんどの宝くじが買えるようになったことで、宝くじの低迷にも歯止めがかかるのではないでしょうか。

ちなみに、宝くじをネットで購入した際の当選確認の演出がよくできていて、1枚1枚当たりはずれの判定が進んでいく演出は、ちょっとワクワクしました。


<直近10年間の公営ギャンブルの売上推移>

公営ギャンブルの売上推移は、過去記事「ここ10年の公営ギャンブルの売上をグラフ化してみる」、「公営ギャンブル売上まとめ(2019)」を参照ください。


例年、CAZYは年始を海外(カジノ)で迎えることが多いのですが、今年は海外遠征を増やそうと思っていることもあり、年末年始の割高でコミコミを避けて、国内でのんびりしていました。
また、公営ギャンブルの研究にかこつけて、公営ギャンブルの年末イベントをネットではしごしていました。ちなみに、競馬の有馬ははずれ、競輪のグランプリは当たり、競艇のSGグランプリは不参加で、トータルでは僅かですが勝ち越しでした。


いよいよ本題です。
家にいながら、もしくはスマホでどこからでも、公営ギャンブルに参加できる便利な時代になった訳ですが、宝くじとは相反して公営ギャンブル復活の最大の要因がインターネット対応。そこで公営ギャンブルのネット対応の状況を調べてみました。


<公営ギャンブルのネット売上比率>

公営ギャンブルのネット売上比率は全体で58%、もっともネットへのシフトが進んでいるのが競馬の67%、もっとも進んでいないのが競輪42%となっていました。
既に6割近くがネットという現状には、オドロキ半分、納得半分といったところです。

ここからはCAZYの勝手な推測ですが、まだまだネットへのシフトは進んでいくのではないでしょうか。また、2024年に誕生するであろう日本カジノは、現時点ではオンラインカジノは禁止する見込みですが、世界の動向から推測するにネット解禁も時間の問題なのかと。本件については、書き始めると長くなるので、また別の機会に。

 

■競馬
<中央競馬・地方競馬計>
総売上 33,103億円
ネット売上 22,163億円
ネット比率 67.0%

中央競馬
総売上 27,578億円
ネット売上 18,396億円
ネット比率 66.7%

地方競馬
総売上 5,525億円
ネット売上 3,794億円
ネット比率 68.7%

<データ出典>
農林水産省:「競馬の概況(平成29年)」


■競艇
総売上 1兆2,378億円(平成29年実績)
ネット売上 5,520億円(推計)
ネット比率 44.6%(平成28年実績)

※平成29年のネット売上データは見当たらなかったため、「平成29年総売上×平成28年ネット比率」から推計。

<データ出典>
一般社団法人 全国モーターボート競争施行者協議会:「発売場形態別売上金額等一覧表(平成28年)」
一般財団法人 日本モーターボート競走会:「平成29年度事業報告書」


■競輪・オートレース
<競輪・オートレース計>
総売上 7,060億円
ネット売上 2,990億円
ネット比率 42.3%

競輪
総売上 6,400億円
ネット売上 2,696億円
ネット比率 42.1%

オートレース
総売上 660億円
ネット売上 294億円
ネット比率 44.6%

<データ出典>
経済産業省経済産業省製造産業局:「競輪・オートレースを巡る最近の状況について(平成29年)」